REGULATION
NEOROCKの対決では、1バンド4名に限定される。
(増員・減員は認められない)
4名には
の役割が1つずつ割り当てられ、
この4役については1つの役割を
2名以上で担当することは認められない。
「メロディ」
「ベース」
「リズム」
「エモーショナー」
メロディ
いわゆるエレキギター、主旋律の担当を指すが、
「電子楽器かつベースより高音域の音が出る非吹奏楽器」であれば、エレキギター以外での代替が認められる。
前例としては電子ピアノ、電子バイオリンなど。
ボーカルの兼任ができる。
ベース
いわゆるベース、低音の担当を指すが、
「電子楽器かつギターより低音域の弦楽器」であれば、
エレキベース以外での代替が認められる。
前例としては、エレキウッドベースがある。
ボーカルの兼任ができる。
リズム
いわゆるドラム担当を指すが、
「音階を持たず、ドラム用の集音マイクが装着
または接続可能なリズム楽器」であれば、
ドラム以外での代替が認められる。
楽器に限定されるため、
ヒューマンビートボックス等の声による演奏は
このパートとして認められない。
ドラム以外の前例としては電子ドラム、
著作権上問題のないサンプリングビートなどがある。
ボーカルの兼任ができる。
エモーショナー
対決中の演出行為を担当する。
対決中は専用の機材ブース「エモーショナーピット」に留まり、
ピットから出ることは認められない。
演奏中は、演奏された音の音量・エフェクト、
ライトや煙等を用いた演出、
曲の順番を操作する権限が与えられる。
大会運営の用意した機材以外を使用することはできない。
パフォーマンス中、他メンバーと言語による
コミュニケーションを取ることは認められない。
しかし、『次に演奏する曲』を伝えることは、
対決中どのタイミングでも可能。
伝達方法は言語に限定されず、演出・音響など、
エモナーに許可された手段であれば何を用いてもよい。
ボーカルとの兼任ができない。
公式ルール -対決と採点の形式-
メンバーが揃っていれば、「NEOROCK」の公式大会に参加登録が認められる。
大会名称は「Fes」で統一されるが、屋内のライブハウスで行われるものも多い。
1.大会まで
a.出場登録
メンバーとそれぞれの担当、演奏する曲を1大会あたり10曲まで登録し、公式大会の場合NEOROCKフェス運営委員会のHPからオンラインで出場登録を行う。
曲は全てバンドオリジナルの楽曲に限られるが、出場登録者以外、チームメンバーでない者の作詞作曲も認められる。
登録完了後は、メンバーと楽曲の変更は認められない。欠場者が出た場合、登録外の曲の演奏があった場合は失格処分となる。
大会にはそれぞれ出場資格があり、資格のない大会に申し込んだ場合、自動で登録が無効となる。
b.事前投票
運営委員による出場登録確認が済むと、公式HPの当該大会のページ内で出場バンドおよびトーナメント表が公表される。
同ページ内では、フェスの来場者・非来場者問わず、出場バンドに「投票」をすることができる。その投票によって全出場バンドがランキングされ、その順位は各対決における先攻/後攻の決定に使用される。
2つのバンドが対決するとき、「投票」の順位が上位である方が先攻、下位である方が後攻をとる。 この「投票」による順位は、対決の勝敗には一切関与しない。
この「投票」について、サイバー攻撃や票の購入、他チームの虚偽情報流布などで不正に操作することは認められない。
発覚した場合、公式大会への出場が永久停止となる。 しかし「投票」期間中、SNSやメディアなどを利用したプロモーション活動は全て許可される。
(※プロモーション方法については、NEOROCK倫理規定に基づき、悪質と認められた場合は訓戒・警告・出場停止などの処分が下される。)
2.対決と採点
大会当日は、事前に公表されたトーナメント表に従って、1大会あたり最大8バンドによる対決(最大7対戦)が行われる。
1つの対決は、2つのバンドが1曲3分以内の楽器を3曲、交互に演奏することで行われる。曲と曲の間では1分以内の「つなぎ演奏」が行われ、これは次の曲を演奏するほうのバンドが担当する。 曲の演奏が計6曲で18分間、曲と曲の接続が1分間以内で5回、対決と対決の間隔としてクールタイムが10分間設けられる。
1対決あたり33分の時間を要し、1つのフェスは概ね4時間で終了する。
対決は、先述の「投票」によって決定した先攻/後攻に基づき、先攻バンドから演奏を開始する。
各チームが演奏を行う間、常にネックバンドによって観客の心拍数/呼吸数・ドーパミン値・セロトニン値の3分野が計測される。
「つなぎ演奏」間の変動は考慮されず、対決するチームが自分の曲を演奏していた間に上昇した値が評価の対象となる。数値は演奏中低下することもあるが、「下げ幅」は評価に含めず、「どれだけ上がったか」の最終合計値が評価対象である。
演奏後、3分野で上昇した値の総計をそれぞれ母数とし、
「先攻チームの演奏中に上昇した数値」と
「後攻チームの演奏中に上昇した数値」の割合が算出される。
その割合に応じ、自分のチームが記録した割合の数値(小数点第一位四捨五入)が、そのまま得点となる。
3つの計測数値それぞれで割合に基づいた点数が出され、300点満点でより高い点数を記録したバンドが勝者となる。
万が一両チームが同点を記録した場合、特別ルールとして決着がつくまで交互に演奏を行うサドンデスに突入する。(前例はない。)
なお、演奏中エモナーが留まるピット内でのみ、リアルタイムでの測定値が確認できる。
エモナーは測定値を確認して作戦や曲順を変えることができるが、
ピットで知り得た情報をメンバーに言葉で伝えることはルールにより認められない。
3.対決後
勝敗は最終チームの演奏終了1分以内、クールタイム中に発表される。
勝敗を確認したら、出場チームは速やかにステージから退出し、次の出場チームに場所を明け渡さねばならない。
決勝の勝敗が決した後、敗退チームは同様に結果確認後ステージを退出し、
勝利チームはエンディングライブ(アンコールとも)の演奏ができる。